マックイーン モードの反逆児2019/05/23


マックイーン モードの反逆児

「マックイーン モードの反逆児」 TOHOシネマズシャンテ
ファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンの生涯を追ったドキュメンタリー。1969年にロンドンの労働者階級に生まれ、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビューしたマックイーンは、27歳の若さでジバンシィのデザイナーに大抜擢される。自身のブランドで展開した過激なショーから「モードの反逆児」と呼ばれる一方、デビッド・ボウイやガガなどの衣装を担当したり、精力的に活動を続ける。34歳で大英帝国勲章を授与される。しかし、成功の絶頂の中で2010年に40歳の若さで自ら命を断ってしまう。マックイーンの波乱に満ちた人生を友人や家族たちのインタビューとともにマックイーン自身やショーの様子を映し出していく。
ファッションに詳しくないので、アレクサンダー・マックイーンという人を知らなかったのですが、とても興味深く見ました。なんといってもショーが芸術的で、衝撃です。ただきれいなだけじゃなく、独創性に富んでいました。グロテスクと思う人もいるでしょう。批判は受けるけど、記憶に残るし、見逃せないと思わせます。誰もやらないようなことを次々と思いついて形にしていきます。天才です。
しかし、自身の苦悩、身近な人の死、重圧などが彼をのみこんでいったのでしょうか。若い頃からの映像もあって、変わっていく様子がわかります。

★★★★☆ 4