パリの家族たち2019/05/29


パリの家族たち

「パリの家族たち」 YEBISU GARDEN CINEMA
5月のとある日。女性大統領のアンヌは、職務と母親業の間で不安に揺れていた。ジャーナリストとして働くシングルマザーのダフネは、仕事を優先するあまり思春期の子どもたちとの関係が上手くいかない。独身を謳歌する大学教授ナタリーは、教え子との恋愛を楽しんでいる。花屋で働くココは、恋人の子どもを妊娠し、思い悩む……。
パリの女性たちの群像劇のような感じ。どの女性もサラッと語られて、次の場面に切り替わっていくのだけど、つながりがあるところもあって、だんだん状況がわかってきます。そえぞれの親子や家族、人間関係があり、それぞれに問題を抱えていたりします。特に「母」がテーマで、男の人よりも女性が中心になっています。原題が「母の日」という意味らしいので、それなら納得の内容でした。母の日は、世界では日にちは違っていたりするけど、多くの国にあるのですね。母の日の由来もわかりました。発祥はアメリカです。
主人公が多すぎる気もしますけど、それぞれに魅力的な女性たちです。フランスの生活や会話が日本とはかなり違って面白いです。でも、初めはあまりにいろいろな人が出てきて、話が変わっていくから、えーと、この人はどの人だっけと、とまどいもありました。

★★★☆☆ 3+