ファントム・スレッド2018/06/09


ファントム・スレッド

「ファントム・スレッド」 シネスイッチ銀座
1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていた。ウェイトレスのアルマ(ビッキー・クリープス)と出会いレイノルズは、アルマをミューズとしてファッションの世界へと迎え入れる。しかし、アルマの存在がレイノルズの整然とした完璧な日常が変化をもたらしていく。
ダニエル・デイ=ルイス、年を重ねても本当にかっこいいです。オートクチュールのドレスデザイナーにしか見えないです。手さばきやしぐさがおみごとです。ドレスは優雅でエレガントなものばかり出てきますが、普通の人は着れそうにないです。
静かな音楽で、ゆったりとした映画を見ているのかと思っていたら、話は思わぬ方向へ。それが結構怖いんです。初めはアルマのことをちょっとかわいそうと思って見ているのですが、だんだん変わってきます。男女のかけひきのある究極の恋愛映画なのか、はたまた、犯罪の話?ホラー?ハラハラとする映画でもありました。
ダニエル・デイ=ルイスはこの作品を最後に引退すると言っているので、今度こそ見納めになるかもしれません。

★★★★☆ 4

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