なまいきチョルベンと水夫さん2014/07/28

なまいきチョルベンと水夫さん
「なまいきチョルベンと水夫さん」 新宿武蔵野館
スウェーデンの避暑地のウミガラス島。大人にもずけずけとものを言うチョルベンは愛犬の“水夫さん”といつも一緒。チョルベンは、漁師のヴェステルさんからアザラシの赤ちゃんをもらい、モーセと名付けて、可愛がるようになる。水夫さんはちょっと寂しそう。しかし、アザラシの赤ちゃんが高く売れそうだと知った漁師が、こっそりチョルベンから奪い返そうとする。さらに水夫さんが、無実なのに誤解される事件が発生。アザラシのモーセを取り戻すことできるのか、水夫さんの運命は…。
1964年製作の映画が日本で初公開されたものです。50年前の映画が何故今頃、公開されることになったのかは疑問ですが、知らないで前売り券を買っていました。「長くつ下のピッピ」や「ロッタちゃん」の作者アストリッド・リンドグレーン作だと聞いたからです。リンドグレーン大好きです。この映画では脚本も手掛けています。
上映時間92分というコンパクトな作品で、古い映画ではありますが、良い話だったし、シンプルなファッションもステキでした。
子どもがいっぱい出てきて、セリフがたどたどしい感じはしました。チョルベンの友達ペッレの家は子どもがいっぱいいるので、孤児でも育てているのかと思ったけど、みんな兄弟だったようです。チョルベンの妹分で近所のスティーナは歯がまだ生えそろっていない女の子、純朴で夢見る少女で、かわいかったなぁ。この子の服装が特に良かったです。ペッレの姉で年頃のマーリンは、シャーズ・セロンのような美人です。
アザラシって人間の声のような鳴き方なんですね。

★★★☆☆ 3+