レ・ミゼラブル2013/02/07

レ・ミゼラブル
「レ・ミゼラブル」を観てきました。
パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、仮出獄後に再び盗みを働いてしまう。しかし真心ある司教に出会い、過去を捨て(隠し)努力の末に、町の有力者となる。
その頃、出会ったフォンテーヌ(アン・ハサウェイ)から愛娘コゼットを託され、親子として暮らす。ジャン・バルジャンを執拗に捕まえようとするジャベール警部(ラッセル・クロウ)から逃れながらの生活。やがてコゼット(アマンダ・セイフライド)は美しく成長、激怒の波にジャン・バルジャンも巻き込まれていく…。
有名なミュージカルは観ていませんが、児童文学の「ああ無情」は私の小さい頃の愛読書でした。ほとんど本を持っていなかったので、同じ本を何度も読んでいました。児童書なのでストーリーは簡単になっているのですが、ジャン・バルジャンが銀の食器を盗んで捕まり、司教の慈悲に触れるところが、とても印象的でした。憎悪のかたまりだった男が生まれ変わろうと決意するのです。それに「ああ無情」というタイトルがすごいなぁと思っていました。自分でその本を選んだのかどうか覚えていません。
映画はセリフがほとんどなくて、歌で伝えるようなミュージカルで、迫力の歌唱力でした。意外にもラッセル・クロウの歌うシーンが多かったです。ミュージカルが苦手な人にはちょっと辛いかもしれないけど、壮大な絵物語のようになっていて、感動的でした。あーでも私にもちょっと歌は長い気がしましたけどね。革命に参加している小さい男の子の歌が良かったなぁ。上映時間は2時間38分です。

★★★★☆ 4