ライフ・オブ・パイ2013/02/13

ライフ・オブ・パイ
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を観てきました。
インドに生まれた少年パイは、父親が経営する動物園で動物たちと触れ合いながら育つ。パイが16歳の時、一家はカナダへの移住するために動物たちと共に船でインドをたつが、洋上で船が沈没してしまう。必死で救命ボートにしがみついたパイは一命を取りとめるが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいた。
副題が示す通りトラと共に漂流した少年の物語なのだが、成長したパイが過去を振り返るという形で話が進むため、パイは助かったということが、初めからわかっている。人に慣れないトラはパイの命を揺るがす存在であるのだが、極限状態でいかに生き残ったかが、語られていく…。
漂流するまでのパイの人生もまた綿密に描かれます。パイの宗教観やトラがどんなに凶暴な生き物であるかを知る教訓、パイの初恋など。生き延びるために必要だったこともあるからしょうがないけど、そこはちょっと長い感じもしました。パイという名前の由来についても描かれるのだけど、成長したパイ役の人と、パイの母役の人の映画「その名にちなんで」という映画を観たことがあるので、そちらは名前が重要な要素であったので縁を感じます。
オープニングは音楽にのって様々な動物が映し出され、まるでリラクゼーションフィルムのようです。パイの名前の由来になったフランスのプールのシーンが私は好きです。
後半の漂流の時に出会う様々な風景も、そりゃあきれいで、3Dならではの良さがあります。1つ1つが絵画のようで、プラス立体の迫力を楽しめました。そして結末には意外な話もあり、あえて観客に考えさせるかのような内容が用意されています。観終わった後に語り合いたくなるような映画でした。

★★★★☆ 4