100歳の少年と12通の手紙2010/11/17

100歳の少年と12通の手紙
「100歳の少年と12通の手紙」を観てきました。
10歳の少年オスカー(アミール)は、白血病を患い小児病棟に入院していた。
彼は自分の病気について口を濁す両親や医師にいら立ち、特別扱いをされる
ことにも飽き飽きしていた。そんなある日、オスカーは病院に宅配ピザの配達
に来ていたローズ(ミシェル・ラロック)と廊下でぶつかると、ローズはオスカー
に悪態をつく。「気をつけな、ピザが台無しだよ、失せなチビ」というように。
重い病気のために、みんなに気を使われているオスカーは本音で話すローズ
のことが気に入り、病院の人とは話したくない、あの女性と話したいという。
医師がローズに頼み、ピザを買うことを条件に、配達ついでにオスカーと話す
ことになる。「死にそうな子の相手なんてお断りだよ」と、乗り気でないローズ
だったが、オスカーに接するうちに、2人は親子以上の深い絆ができていく。
余命わずかのオスカーにローズは1日を10年間と考え日々を過ごすことと、神
様へ手紙を書くことを教える。恋、結婚、試練、別れなど病院の中で1日ごと
に10年分の人生を経験していくオスカー。短い人生の中でもいろいろ経験させ
てあげたいという、口は悪いけど心優しいローズのことがわかります。
お涙頂戴ものを想像すると思うのですが、これがなかなか笑える映画なんです。
もちろん涙は出るんですが、意外や意外のファンタジーたっぷりの楽しい映画
で、ワイヤーアクション(?)まである、期待を良い意味で裏切る映画でした。
ローズを演じるミシェル・ラロックがすらりとしたきれいな女性でいつもピンクの
スーツを着ているんですが、コートや手袋のコーディネートも似合っています。

★★★★☆