武士の家計簿2010/11/15

武士の家計簿
「武士の家計簿」の試写会へ行ってきました。
江戸時代の後半、御算用者(経理係)として代々加賀藩に仕える猪山家。長男
直之(堺雅人)は幼い頃よりそろばんの腕を磨き、両親(中村雅俊、松坂慶子)
と祖母(草笛光子)と平穏に暮らしている。
直之は真面目で、野心も持たず、職務を全うするが、周囲からは“そろばんバ
カ”と言われている。
妻(仲間由紀江)を娶り、子どもも生まれ、才能を買われて出世はするものの、
下級武士の家計は苦しいものであった。
そこで直之は家計を立て直すために、思い切ったことをし、自ら細かく家計簿
を付け始める。長男の教育にも力を入れて、厳しくそろばんを仕込んでいく。

幕末から明治に移る時代を親子3代に渡って描いています。
刀は使わずに知恵と工夫、そしてそろばんを使って家族を守った男の物語。
特に前半はちょっと笑いもありますが、家族の絆を描く感動の話でした。
でも、私はもっとコミカルな感じを期待してしまったかな。
武士の話で、こういう映画は珍しいです。森田芳光監督は「家族ゲーム」や
「阿修羅のごとく」「サウスバウンド」などのように、家族を描いた作品がいくつ
かありますね。

★★★☆☆