京都祇園もも吉庵のあまから帖6、72023/12/01




「京都祇園もも吉庵のあまから帖6・7」滋賀内 泰弘・著 PHP文芸文庫 
京都祇園にある甘味処「もも吉庵」元芸妓の女将のもとには、今日も悩みを抱えた人がやってくれる。辛口ながらも温かい言葉に励まされて、一条の光をみいだしていく。
連作短編集。5巻を読んでから約1年と、間があいてしまいましたが、やっぱり面白くて、どんどん読めてしまいます。もも吉庵のネコ・おジャコちゃんの経緯もわかりました。人間の言葉を理解して、ちゃんと話しているのです。でも人間の方はネコ語が理解できてないから、しょうがないけど。
新しく登場する人もいれば、まいどお馴染みの面々の話もあり、どれも楽しかったです。コミュニケーションが苦手なトラックの運転手さんと、朱音ちゃんが、良い雰囲気、その後はどうなるのかと、気になりました。本人は気が付かないうちに、多くの人に影響を与える朱音ちゃんが出てくる話が、いつも一番好きです。