おれの墓で踊れ ― 2022/09/09
「おれの墓で踊れ」 エイダン・チェンバーズ・著 徳間文庫
16歳の少年ハルは、「死んだ友人の墓を損壊した」という罪で逮捕された。だが「なぜそんなことを」という問いに、ハルは答えようとしない。深夜、18歳で死んだ友人バリーの墓で、ハルは何をしようとしていたのか。バリーはなぜ死んだのか…。ハルが唯一信頼する教師オズボーンの勧めで書き始めた手記から、次第に、ハルとバリーの絆と破局、ふたりが交わした誓いが明らかになる…。
イギリスが舞台の青春小説。
フランソワ・オゾン監督「Summer of 85」の原作です。映画がとても良かったので、文章で読んで思い出しました。ハルもバリーも映画ではとても魅力的だったから、思い浮かべてしまいます。ハルは急な死を知って、混乱していますが、出会いから別れ、ハルが墓でしたことが、読み進めるとだんだんと明らかになります。
映画は原作に割と忠実でした。バリーの家のお店が映画では印象的でしたけど、原作とは違いました。
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