ヴィクトリア女王 最期の秘密2019/02/04


ヴィクトリア女王 最期の秘密

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」 Bunkamura ル・シネマ
1887年ヴィクトリア女王(ジュディ・デンチ)の在位50周年の記念式典。記念硬貨の贈呈役に選ばれたアブドゥル(アリ・ファザル)は、英領のインドからイギリスへやって来る。女王に気に入られたアブドゥルは。そのままイギリスで働くことになる。孤独なヴィクトリア女王は、心から敬愛を示してくれるアブドゥルに心を開き、身分や年齢を超えた絆が芽生えていく。しかし、その関係をこころよく思わない周囲の人々は2人を引き離そうとする……。
かなり高齢のヴィクトリア女王が、恋してしまったのかと思ったけど、息子のような気持ちだったようです。インドがイギリス領であった時代、異国文化に興味を持ち、言葉や宗教のことなど、熱心にアブドゥルから教えてもらおうとします。公務をこなしていただけの毎日から、新しいことを学ぼうとする純粋さを感じました。
随所にクスッと笑えるところがありました。アブドゥルは、もっと称えられるべき人物だったと思うけど、植民地から来た召使いに、女王がコントロールされるのではと、周囲は戦々恐々だったようです。このような映画ができて、ヴィクトリア女王が心の師と仰いだ人がいたことが、知られたことは良かったです。

★★★★☆ 4-

コメント

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_ 象のロケット - 2019/02/17 11:33

1887年、イギリス。 ヴィクトリア女王在位50周年式典で、女王に記念硬貨を贈呈する役に選ばれた青年アブドゥルが、英領インドからやって来た。 最愛の夫アルバートと従僕ジョン・ブラウンを亡くし、長年心を閉ざしていた女王はアブドゥルに心を許し、2人は強い絆で結ばれていく。 しかしそれは側近の反発を招き、大騒動へと発展してしまう…。 実話から生まれた歴史ドラマ。