落ちぬ椿 上絵師律の似面絵帖2018/08/31


落ちぬ椿 上絵師律の似面絵帖

「落ちぬ椿 上絵師律の似面絵帖」 知野 みさき・著 光文社文庫
辻斬りで母を亡くし、上絵師の父も失意のうちに死んだ。律は、幼い弟のためにも、父の跡を継ぎ、布に家紋や絵を描く上絵師としての独り立ちを目指していた。そんな折、馴染みの同心が持ち込んだ似面絵に「私が描く方がまし」と言って描いたことで、事件解決の助けになる。上絵師としては、なかなか認められないが、似面絵を副業にいろいろな事件に出会っていく……。
上絵師は当時はまだ女性は少なく、大変だけど、目標に向かって頑張る主人公。
想い人がいるが、家柄の差もあるし、弟を育てていけるように、心に秘めて上絵師として仕事が取れるように鍛錬の日々です。
シリーズ第一弾で、まだよくわからないけど、読みやすいくて、楽しめます。 
表紙からしても、女性向きな時代小説です。恋愛についてはちょっとヤキモキします。