神々の午睡2018/08/01


神々の午睡
「神々の午睡」 あさの あつこ・著  幻冬舎文庫
その昔、神と人が共に暮らす世界があった。ある日、雨の神に選ばれたばかりのシムが降らせた恵みの雨が、止まなくなってしまう。姉を心配し、彼女のもとへ向かった弟のリュイは、その原因がシムの恋にあることを知る。彼女は人間の若き細工師に一目惚れをしていた…。
六つの連作短編。昔は神と人間、その間にクウという存在があって、クウの中で選ばれたものが神になる。神話の世界のような話でした。
悲しい話もありました。カタカナの聞きなれない名前もあるけど、漢字で日本っぽい名前の人間も出てきて、日本の民話のような雰囲気もありました。