さびしい女神2013/04/20

「さびしい女神」 仁木 英之・著 新潮文庫
シリーズ第4弾です。仙人の僕僕は、見た目はかわいらしい女の子。人間の王弁は僕僕を慕っていて、弟子となっている。
苗人の国は大旱魃(かんばつ)に見舞われていた。そこで出会った少女は実は旱(ひでり)の神の魃(ばつ)で、さびしがり屋。王弁は、魃がさびしくなく、なおかつ国が旱の被害にあわないようにするにはどうすればいいのか、古の神々を訪ねて、その方法を探そうとするのだが…。
今回は僕僕はあまり出てこないで、王弁が相棒の馬の吉良に乗って、旱の神と人々を救おうとする話でした。しかし、それは簡単なことではなく、特別な力を有するわけでもない人間の王弁には、どうすることもできない。ただ何とかしてあげたいという気持ちが、伝わっていくということかなぁ。王弁の良さが染み出ます。僕僕とは進展はないけど、少しは近づいていると思わせるところもあります。