貴婦人と一角獣展2013/04/30

貴婦人と一角獣展
新国立美術館へ「貴婦人と一角獣展」へ行ってきました。
フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の連作の6面のタピスリーがメインになっています。貴婦人と一角獣、獅子の絵が中心で、他にも動物や花が描かれています。侍女も描かれているものもあります。赤を基調にした美しく上品なタピスリーです。
フランスへ行ってクリュニー美術館まで行くとなったら大変ですが、6面すべてを日本で見れるなんて、とても貴重な機会だと思います。クリュニー美術館の展示室の改修工事があるので貸出しているようですが。
諸説あるのですが、5面のタピストリーは視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の人間の五感を表すとされています。残る1面は「我が唯一の望み」と呼ばれています。写真のチラシの絵がそうです。
西暦1500年頃の製作で、色は少し褪せていますが、6面すべてが1つ部屋に展示されていると荘厳な雰囲気です。
東京の後は大阪の国立国際美術館へ巡回するそうです。 是非、実物を鑑賞ください。東京では7月15日までです。