特別展 三国志2019/07/21


特別展 三国志

「特別展 三国志」 東京国立博物館
中国の魏、蜀、呉の三国の歴史。今からおよそ1800年前、後漢王朝の混迷に端を発した三国志の時代は、幾多の武将の栄枯盛衰とともに記録され、のちには歴史性を帯びた伝説となって普及しました。日本では吉川英治の小説や、横山光輝の漫画でおなじみになり、多くのファンがいます。何度も漫画や映画の題材にもなっています。とはいえ私は有名な人物しか知らないし「レッドクリフ」の映画を見たくらいなんですけどね。なんとなく、フィクションのように感じていましたけど、発掘されたものなどを見ると、映画はドラマティックに脚色されてはいるものの、実在の人物だったのだと感じます。

とはいえ、孔明が大量の矢を調達する話は多分実話ではないですよね。そのイメージで、大量の矢が降りそそいでいるように展示されています。三国志ファンには、あのシーンかと嬉しくなるのでしょうね。見事な臨場感で、他にも展示が工夫をこらしてあります。横山光輝先生の原画もあります。




フラッシュをたかなければ、写真撮影は全作品OKでした。ポスタービジュアルになっているのは«関羽像»です。
近年発掘された曹操高陵、実物大に再現された墓室や、出土品なども展示されています。
音声ガイドのナビゲーターは吉川晃司さんでした。シブい声です。解説時間が50分もあるので、音声ガイドを借りるなら、じっくり時間をとった方が良いです。