ペット22019/08/01


ペット2

「ペット2」 TOHOシネマズ日比谷 字幕版
主人公・犬のマックスに、大きな変化が訪れる。飼い主のケイティが結婚、子どもが生まれ、家族が増えたのだ。子どもは嫌いと思っていたマックスだったが、成長していくリアムと共に暮らすうちに、愛情が芽生え、過保護になり、自分も心配のあまり神経質になっていった。
マックスは一緒に生活している犬のデュークとともに、家族旅行へ連れて行ってもらう。そこで、ルースター(声はハリソン・フォード)という犬から、鍛えられます。
その頃、仲間のペットたちも、それぞれに活躍していた。マックスから預かったボールを取り返そうとするギジェット。サーカスで虐げられているホワイトタイガーを助ける手伝いをするウサギのスノーボール。


ペットたちも良いけど、子どもがとてもかわいいです。マックスたちのことが大好きで、真似しようとします。
前作でおなじみの個性的なペットたち、事件が並行して起こり、関わりもあります。大きな感動はないけど、笑いがあって、なんといっても、絵がきれいで、明るいです。

★★★☆☆ 3+

英雄の書 下2019/08/02


英雄の書 下

「英雄の書 下」 宮部 みゆき・著 新潮文庫
主人公・友理子は“印を戴く者”ユーリとなり、額の印に魔力を授かった。兄を探して、ヘイトランドという国へ。従者として無名僧ソラ、魔法でネズミに化身した赤い本アジュ、謎の“狼”アッシュも同行するが、旅先では幾つもの試練が待ち受けていた……。
下巻に入ると、異国というか異世界の冒険が多くなり、初めて目にするものがいろいろあり、綿密に世界が作りあげられていました。読んでいる方も知らない世界の話だから、いろいろ想像しながら読みました。映画になっていたら、わかりやすいだろうけど、全体を流れるどんよりとした雰囲気が、映画にはどうかなと。でも、面白かったです。特に無名の地という場所はシュールレアリズムの絵画のように感じました。ダリやキリコの絵のような世界でしょうか。その冒険の果てに行きつく真実が知りたいような知りたくないような気持ちで読んでいました。

動物の消印2019/08/03



切手と消印を合わせたポストカードをよくいただきます。ポストカードね絵も合わせていることもあります。

あなたの名前を呼べたなら2019/08/04


あなたの名前を呼べたなら

「あなたの名前を呼べたなら」 Bunkamura ル・シネマ
農村出身で未亡人のラトナ(ティロタマ・ショーム)はファッションデザイナーを夢見ながら、メイドとして働いていた。建設会社の御曹司アシュヴィン(ビベーク・ゴーンバル)の新婚家庭で住み込みで働く予定だったが、結婚直前で破談となってしまい、ムンバイの高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をする。ラトナはメイドの仕事をこなしながら、裁縫を勉強しにいく時間を取らせてもらうことをお願いすると、優しい雇い主のアシュヴィンは許してくれる。お互いのことを知っていくうちに、2人は惹かれあうようになるが、格差社会のインドでは、それは難しい問題だった。
原題は「Sir」、メイドが「旦那様」を呼ぶ時の言葉で、ラトナは常に「Sir」と呼んでいます。この邦題はうまく気持ちを表していると思いました。
ムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作だそうです。女性らしい細やかな目線で、2人の気持ちが変化していく様子を綿密に描いています。
インド映画にしては、しっとりとした恋愛映画でした。
経済発展が目覚ましい都会のムンバイの様子や、インドの現在がよくわかります。まだ若いラトナが、故郷の風習では一生、未亡人だとか、身分格差があるとか、日本や欧米に比べると、信じられないです。ムンバイは、ニューヨークのようにビルが建ち並んでいて、これからは、考え方も変わっていくように思えました。
もっと、その後のことを知りたくなるような内容だったけど、とても良かったです。

★★★★☆ 4+

古手屋喜十 為事覚え2019/08/05


古手屋喜十 為事覚え

「古手屋喜十 為事覚え」 宇江佐 真理・著 新潮文庫
お江戸は浅草のはずれ、田原町で小さな古着屋を営む喜十。女房のおそめと二人、子がいないことを除けば日々の暮らしには不満はない。しかし、北町奉行所隠密廻り同心・上遠野平蔵の頼みで、何かと探索の手助けをする破目になる。
喜十は30代で、特にパッとした男でもない。つつましくも妻と仲良く暮らしています。古着屋の主人という立場で見たことや、感じたことで、事件に関わっていきます。江戸の庶民の生活がとてもよくわかり、ドラマティックさはないけど、しみじみとした人情が伝わる、短編連作集でした。喜十がごく普通の人ながら、筋の通ったところがあり、奥さんとも良いコンビです。日々の中の小さな喜びや悲しみが伝わりました。こういう本、好きです。

白桃のティラミス2019/08/06



有楽町ルミネの“ラ・プティ・メルスリー”へ。日曜日に「天気の子」を友人と見に行きました。その後、ケーキを食べに行って、おしゃべり。白桃美味しい。ティラミスと白桃合うのか疑問だったけど、変な組み合わせでもなかったです。下は紙カップに入っています。映画の感想はまた後で。

天気の子2019/08/07


天気の子

「天気の子」 TOHOシネマズ日比谷
家出して東京にやってきた高校生の帆高(声:醍醐虎汰朗)。すぐに生活は困窮したが、東京に来る途中で出会った須賀のもとで、なんとかオカルト雑誌ライターの仕事を手伝わせてもらうことになった。連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜(声:森七菜)という少女に出会う。小学生の弟と2人きりで暮らす彼女は、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があった……。
新海誠監督の新作。話題作だし、評判通り、面白かったです。
CMでも映画とコラボしているものが多いけど、映画の中には、具体的にいろいろ出ている商品が多いので、これもコラボなのかなぁと。カップヌードル、ソフトバンク、バイトル、都バス等は宣伝にも使っているけど、他にもマクドナルド、どん兵衛、チキンラーメン、湖池屋ポテトチップス等々、絵がリアルだから、宣伝効果がありますね。他の国でも映画が見られると、食べようと思う人も増えるはずです。


「君の名は」のキャラクターもちょっと出てきていて、探しながら見るのも楽しいかも。
前作もそうだったけど、新宿界隈が多かったですね。知っているところなど、リアルなので、こちらも探しながら見てしまいます。
前作同様なのは、いろいろあって空の風景の美しさ、RADWIMPSの音楽がテンポよく映像と混ざり合っています。女の子が巫女的なのも、似た設定かもしれません。しかし、どちらもあきることなく楽しめるし、私はとても良かったです。いろいろ、深い意味があるのかと、隠されたキャラクターなどもまだあるのかもしれないし、見終わった後に、語り合うのも楽しいです。
雑誌ムーや村上春樹翻訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」は、監督の好みか、こだわりなのかとか、廃墟のような代々木のビルは実際にあるのかとか、考えながら、裏にメッセージ的なことがあるのかもしれないと、思うのです。
主人公・帆高が家出してきたのは、やむにやまれぬ事情があるのか、わからないこと語られないこともあります。
とにかく、街の風景や、天候の変化が美しくて、音楽も良く、キャラクターがかわいかったです。

★★★★☆ 4+

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー2019/08/09



「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」 TOHOシネマズ日本橋
幼い頃に、母を連れ去られ、父が非業の死を遂げたリュカ(声:佐藤健)は、自身も捕らわれていた為に、10年ぶりに故郷へ帰る。父の日記から天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができることを知り、冒険へ旅立つ。
ビアンカ(有村架純)、フローラ(波瑠)と再会、次々と立ちはだかる試練の数々をくぐり抜け、母を連れ去った最大の敵・ゲマ(吉田鋼太郎)に立ち向かう……。
お馴染みの音楽、絵もきれいで、スピード感あるアクション、恋愛、冒険いっぱいの要素がたっぷりで、途中までは面白かったのですが、クライマックスで、なんだか苦笑いするような内容になりました。
映画を見に来ている観客は、そういうのを求めていないと思います。ユア・ストーリーって、いうのはこういうことなのかと。
良いのだけど、惜しいような気分です。それでも行って良かったです。吉田鋼太郎さん、声優としても素晴らしいですね。

★★★☆☆ 3+

シュークリーム2019/08/10



友人と会って、“24/7カフェアパートメント”でごはん。その後、“銀座ウエスト”へ。
シュークリーム食べました。友人はイタリア旅行へ行ったそうで、お土産をいただいたり、イタリアの話を聞いたり、漫画を貸してもらったり、楽しいひとときでした。
海外旅行いいなぁ。