デイアンドナイト2018/12/22


デイアンドナイト

「デイアンドナイト」 アキバシアター(試写会)
明石幸次(阿部進之介)は父の死で実家へと戻ってきた。父は大手企業の不正を内部告発したことから自殺にまで追いやられていた。父の知り合いという北村(安藤政信)と出会った明石は、北村がオーナーをしている児童養護施設を手伝うようになる。だが、北村は子どもたちを養うためには犯罪もいとわないという清濁を共存させた道徳観を持っていた。児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)とよく話をするようになり、裏の仕事もこなしていく明石だったが、復讐心が次第に増幅し、明石の中の善悪の境界線が瓦解していく。
わけもわからずに、犯罪に協力していく主人公、父の無念をはらすこと、養護施設の仕事を頑張ること、家族を守ることなどが、混在としていました。突飛な展開なのと、納得できないところもあったけど、映像がきれいでした。挿入される風力発電用の風車がや、昼と夜の生活が同じようなポーズをしながら、繰り返されていくシーンがかっこいいです。
善と悪を、昼と夜に例えているのだと思います。愛する家族が殺されたら、または大切なものを守るためなら、あなたはどうするかと考えさせられます。
全体的にはちょっと暗い映画でした。

★★★☆☆ 3

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