名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ2018/12/16


名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ

「名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ」 吉永 南央・著 文春文庫
シリーズ第3弾。小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。15年前のある“事件”をきっかけに、3人の関係がぎくしゃくしているらしいのだ。止まってしまった彼らの時計の針を、動かしたい……。
推理ものというには展開がのんびりしているのだけど、日常を描きながら、絡まった糸をほぐしていきたいと、おせっかいを焼いてしまう主人公の姿が良いです。
続きを読みたいと思います。