雷桜2023/01/20


雷桜

雷桜」 宇江佐 真理・著 角川文庫
江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘・遊が、雷雨の晩に何者かに掠われた。手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。その間、遊の2人の兄は逞しく育ち、遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として抱えられる。が、お仕えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。遊は、“狼少女”として15年ぶりに帰還する……。
狼に育てられたわけではないが、野生的に育った遊が、おとなしく娘らしくしているのは難しいようでした。それでもこの本は、ロマンス色が濃い話でした。身分や性格の違う2人が出会って、心惹かれていく事と、周囲の人々の悩みや変化など、群像劇として面白かったです。山間の村の自然が美しく描かれていて、文章だけでも、瀬田村がのどかで、良い所のように感じました。桜の季節はまた特別でしょう。

年賀はがきの当選番号2023/01/19



年賀はがき、年々減って来ています。当選番号を調べたら3等の切手シートが2枚当たりました。切手かわいい。

龍星閣がつないだ夢二の心 前期2023/01/18



「龍星閣がつないだ夢二の心~「出版屋」から生まれた夢二ブームの原点」 日比谷図書文化館
令和4年4月1日に区指定文化財となった「龍星閣旧蔵竹久夢二コレクション」は、千代田区内の出版社である龍星閣が集めたものです。竹久夢二は、「大正ロマン」を象徴する詩人画家として知られていますが、没後は一時世間から忘れ去られたこともありました。龍星閣の創業者・澤田伊四郎(さわたいしろう)は、「埋もれたもの、独自なものを掘り出して世に送ること」を出版理念とし、夢二の作品を精力的に集め、作品集として世に送り出しました。これをきっかけに、人々の眼差しは再び夢二に向けられ、今に続く夢二ブームへと繋がりました。
龍星閣の出版活動とそのコレクションを紹介しています。こちらの展示はいつも入場料が安いですが、今回は観覧無料でした。それなのに、展示はしっかりとわかりやすく工夫されています。龍星閣は、高村光太郎の「詩集 智恵子抄」や、岸田劉生の「劉生絵日記」なども出版しているそうです。
竹久夢二の原画や直筆の手紙など、たくさん見る事ができました。掛け軸や、挿絵、多くの表紙絵も描いています。多才な活躍ぶりがわかりました。

美術館のレストラン2023/01/16



DIC川村記念美術館内のレストラン“ベルヴェデーレ”で、ランチコースを食べました。何度か美術館に行っていたけど、レストランはいつもいっぱいで、食べた事なかったのですが、今回は待って入りました。30分も待たなかったと思います。どれも美味しかったです。スープはごぼうのスープ。メインはスズキのソテー。パンやデザートもどれをとっても美味しい。食べる事ができて良かったです。

マン・レイのオブジェ2023/01/15



「マン・レイのオブジェ」 DIC川村記念美術館
マン・レイ(1890-1976)は20世紀にアメリカとパリで活躍した芸術家で、絵画、写真、オブジェなどの作品を手掛けました。
マン・レイはついでに見た感じですが、久しぶりにDIC川村記念美術館に行きたいと思っていました。所蔵作品を見るだけでも、うっとりの品揃えです。あいにくの雨模様でしたが、やっぱり素敵な美術館です。庭園も建物も美しいです。マーク・ロスコをはじめ、モネやレンブラント、シャガール、ピカソ、いろいろ見る事ができて満足でした。

金の国 水の国2023/01/14


金の国 水の国

「金の国 水の国」 バルト9 (試写会)
商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラ(声:浜辺美波)と、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤル(声:賀来賢人)は、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。
ほっこりするロマンティックなメルヘンでした。芸能人が声をすると、違和感があることが多いですが、賀来賢人、浜辺美波ともに、良かったです。絵や役に似合う声でしたし、上手でした。
話も良かったし、絵もかわいらしいです。架空の国なので、国名や、名前が覚えられないですけど、気にせずに楽しめました。泣ける感じではなかったですが、どうなるのかとハラハラするし、ロマンスでもあります。キャラクターも個性的な人が多かったです。

★★★★☆ 4

スモールワールズ2023/01/13


スモールワールズ

「スモールワールズ」 一穂 ミチ・著 講談社
ままならない現実を抱えて生きる人たちの6つの物語。夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
辛く厳しい話が多かったですが、並々ならぬ才能を感じました。いかにも大きな文学賞をとるのではないかと、思えます。すでに受賞しているものもあります。
主人公は若く美しい女性、男子高校生、中年男性などと様々で、他の人との関係がそれぞれに独特でした。始まりはどれもミステリアスで、この人はどういう人なのだろうと思いながらも、気がつけば、なんとも深い世界に連れていかれています。単純に楽しい話はないので、生きることの難しさを感じます。とても面白かったです。
手紙が好きなので、手紙文だけで語られる話「花うた」が、印象的でした。普通なら文通しないだろう関係の男女が、手紙を通じて心通わせていきます。

担々麵とデザート2023/01/12



“香家”銀座ファイブ店へ。先日、帰りの電車が遅延しているというので、1人で夕食を食べてから帰りました。担々麵とデザートのセットです。マンゴー杏仁豆腐にしました。担々麵はマイルドな辛さで、ちょうど良いです。

江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画2023/01/11



「江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画」 出光美術館
伊藤若冲や、肉筆浮世絵など。プライスコレクションの江戸絵画をいっぱい見ることができました。伊藤若冲は「鳥獣花木図屏風」や鶴の絵など。
閉館間近に行ったけど、お客さんが割と多かったです。
第2部の公開もあるそうで、円山応挙や鈴木其一など、そちらも、行けたら行きたいです。