通りゃんせ2024/03/19



「通りゃんせ」 宇江佐 真理 角川文庫
サラリーマンの大森連は、休日に出かけた先でタイムスリップしてしまう。目覚めたら、天明6年武蔵国青畑村という所だった。兄妹で暮らす家に助けられて、仕事を手伝いながら、暮らしいく。もう帰れないのかもしれないと怯えつつ、貧しい農村の村で家族の様な気持ちになっていく。しかし、その年は天明の大飢饉に見舞われる事が連にはわかっていた……。
いつも時代小説を書く宇江佐真理さんの作品なので、現代もの?と思ったら、やっぱり時代ものでした。果たして連は帰れるのか、多分帰るのだろうと思いつつ、終わりの方はなんだかあっさりしていたように思います。貧しい農民の暮らしが身にしみる主人公でした。なぜそんな事になったのかは、特に納得できる説明はなかったです。