ブエノスアイレス恋愛事情2013/11/26

ブエノスアイレス恋愛事情
「ブエノスアイレス恋愛事情」を観てきました。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで暮らすマリアナ(ピラール・ロペス・デ・アヤラ)は恋人と別れたばかり、ショーウィンドウをディスプレイする仕事をしている。
フリーのウエブデザイナーのマルティン(ハビエル・ドロラス)は、引きこもり気味で、元カノが置いて行った犬・ススと暮らしている。飼い主に似てススも引きこもり犬。この犬がカワイイ!
孤独を抱えながら、仕事をこなし、毎日を過ごしている。新たな出会いを求めているのだが、近所に住んでいる2人はすれ違っている…。
こういう映画好きです。何か起こりそうで、なかなか起こりません。ブエノスアイレスの様子がよくわかります。高層ビルが多い都会で、古典的な建物もあります。建築物がこの映画の登場人物のひとつでもあります。マリアナはすごいきれいな人で、男性の方はわりとみんな似ていました。マリアナを誘ってくる人や、元カレなど。映画を見ている方は、生活ぶりを見ながらこの2人は相性が良さそうだなと思っていて、いつ出会うのかと結末がわかりつつ見続けます。結局は30代の男女の普通の生活を見ているだけなんです。いかにも現代的で、チャットで話したり、ナンパされたり。
でもおしゃれで芸術的なんです。映像というよりは写真の構図を楽しむようです。写真やデザイン関係を勉強している人には興味深いと思います。日本語の書いた商品があったり、マルティンが鉄腕アトムが好きだったりと見ていておっと思います。「ウォーリーを探せ」がテーマでもあります。マリアナはウォーリーを探すように、自分のパートナーを探そうとしています。
「ワンダーランド駅で」という映画を知っている人なら、この映画を観て思い出すのは間違いなしです。面白いけど、人によっては眠くなるでしょう。

★★★★☆ 4+