ラブアゲイン2011/12/06

「ラブアゲイン」を観てきました。
40代のキャル(スティーブ・カレル)は、妻子と共に満足な生活を送っていたが、急に妻エミリー(ジュリアン・ムーア)から自分は浮気をしている、離婚してほしいと打ち明けられる。人生が一変したキャルはバーに通ってしょぼくれていると、遊び人のジェイコブ(ライアン・ゴズリング)に声をかけられる。ジェイコブはキャルを見かねて、男としての輝きを失っているからダメだと、ファッションや行動をレクチャーしてくれることになる。おしゃれになって、みるみるモテるようになるキャルだが、やはり妻のことが忘れられない。ナンパを繰り返すジェイコブも1人の女性と出会ったことが、きっかけで、考え方が変わっていく。
この映画にはちょっとした“しかけ”があって、ネタバレになるから書かないけど、そうなんだぁとビックリします。後で考えると、いくつも伏線があったんですけどね。
ジェイコブがファッション指南してくれるところが面白いです。ジャージやスニーカーで、ダサい中年男が、上質な靴やスーツを着て、会話が洗練されるとイメージが変わっていきます。スニーカーをはいて良いのは大学生か、スティーヴ・ジョブズだけとか言ったりします。
あとは三角関係ではなく、片思いの一方通行が発生しているのが、おかしいです。ベビーシッターはキャルに憧れ、キャルの息子は年上のそのベビーシッターに憧れている。
そんなにお上品な映画じゃないけど、ドタバタで楽しいし、人間関係が絡みあっているわりには、すっきり見れます。脇役もマリサ・トメイやケビン・ベーコンなど、なにげに豪華です。

★★★★☆