マーガレットと素敵な何か2011/11/05

マーガレットと素敵な何か
「マーガレットと素敵な何か」を観てきました。
キャリアウーマンで、バリバリ仕事をするマーガレット(ソフィー・マルソー)は、パートナーもいて結婚間近。40歳の誕生日を迎えた日に、突然、公証人と名乗るおじいさんがやってきて、マーガレットに1通の手紙を届ける。過去の思い出や懐かしい写真などがコラージュされた手紙で、7歳の時に自分が書いた手紙だった。それから、毎日のように手紙が届くようになる。手紙を届けるのを止めてほしいと言うマーガレットだったが、手紙が気になって、自分のペースが乱れていく。封印していた過去と向き合い、自分探しをする物語。
ソフィー・マルソーが好きな人は楽しいかもしれません。コスプレがいっぱい見れます。ただ、ノリについていけない人もいるかもしれません。いきなり、ヘンな行動に走ってしまうマーガレット。なんだか更年期障害ともとられそうです。もし、自分が大人になった自分に手紙を書くとして、7歳の子供が、40歳の自分に宛てるだろうか。せいぜい20歳とかじゃないだろうか、フランスだから考え方も違うんだろうけど。過去の自分が、信じている自分を揺るがすという発想は面白いとは思うんだけど、キャリアウーマン風のファッションがステキで、私は元のままの方が良いと思っちゃっいました。黒いスーツにハイヒール姿がかっこいいのです。自分に自信をつけるために、マーガレットは歴代のスーパーウーマンを思い浮かべ、名前を唱えます。マリー・キュリー、マリア・カラスなどなど、本当はすごい女性を演じて、無理しているのだ。出世こそが生きがいのようになっているが、ふと立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。

★★★☆☆