手のひらの幸せ2010/02/04

「手のひらの幸せ」という映画を見ました。
原作はなんと歌手の布施明です。
二人きりの兄弟の小さい頃の話と、大人になった話で、
泣けてしまう話なんだけど、そりゃあ泣くでしょうっていう
内容なんです。
母は亡くなり、父は出稼ぎへ行ってから連絡がなく、
一緒に住んでいたおじいさんが、亡くなったことで、
幼い兄弟は、施設に身を寄せます。
弟は養子へ行き、兄は父が戻ることを待ちながら、
施設に残ります。
大人になっても会ったり、連絡を取り合い、兄弟が心の支えと
なっています。
タイトルになっているのは、兄弟の小さい頃のエピソードで、
西田敏行が演じるおじさんに受けた親切の話。
幼い兄弟が、世間の人に冷たくされるのかと思いきや、
まわりの人はみんな親切で、良い人がいっぱい
出てくる映画でした。
施設の人も優しく、弟の養父母もいい人だし、兄の仕事先の
上司(大工なので、棟梁と兄貴分)まで、みな思いやりが
あります。兄貴分の演技は少々クサすぎますが。
子どもの頃は昭和33年で、映画もスローテンポな感じで、
少々まどろっこしく感じてしまいました。
若い人にはすすめません。しかし、子どもはかわいい。

★★★☆☆