竹笛 橋廻り同心・平七郎控152022/08/24



「竹笛 橋廻り同心・平七郎控15」 藤原 緋紗子・著 祥伝社文庫
立花平七郎は万年橋から身投げをはかったおなみという女を助けた。二世を誓った男が江戸で消息を絶ち、後を追ってきたという。途方に暮れるおなみは、よみうり屋のおこうの下で働き始める。ところが、店にも馴染んできた頃、今度はおなみが集金に出たまま行方知れずに。持ち逃げか、かどわかしか。平七郎は、消えた男が女連れで浅草寺にいたと耳にする……。
2つの話がありました。先に江戸へ出て、後で恋人を呼び寄せてやるからと言うので、自分のためたお金も預けて、いつまで経っても連絡がない。なんだか今で言えば、まるでロマンス詐欺ですね。
もう一つの話は、平七郎がもっと若い頃に出会った女性が出てきます。その女性が江戸に出て来ていて、困っているのではないかと思えるのに、女性は名前も変えていて、平七郎の事は知らないと言います。
橋廻りの仕事が忙しいのに、事件解決のために手分けして奔走します。