1秒先の彼女2021/06/27


1秒先の彼女

「1秒先の彼女」 ヒューマントラストシネマ有楽町
郵便局で働くシャオチー(リー・ペイユー)は、仕事も恋も冴えない日々を送っていた。そんなある日、彼女は街で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと、“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。しかし彼女がふと目を覚ますと、既にバレンタインの翌日になっていた。シャオチーは失くした大切な1日の記憶を取り戻すべく奔走するが……。
「熱帯魚」「ラブゴーゴー」で“台湾ニューシネマの異端児”として注目を集めたチェン・ユーシュンが監督・脚本を手がけている。
ありえない設定だし、失われた1日の秘密に説得力がないけど、楽しく鑑賞しました。ほっこり不思議系ラブストーリーです。台湾には旧暦の七夕にもバレンタインがあるらしいです。主人公が働くのが郵便局で、手紙も重要な意味があるし、台湾映画が好きだし、手紙も好きだから、興味深かったです。1日が消えて、起きたらバレンタインの翌日だったし、見知らぬ自分の写真が、写真館に飾られていたり、前半は主人公と同じく疑問が多いです。シャオチーは、何でも人よりワンテンポ早い人で、失敗も多いけど、そのエピソードが面白いです。だんだん可愛い人だなぁと思えてきます。その秘密を握るのは、いつもワンテンポ遅いグアタイ(リウ・グァンティン)。仕事そっちのけにしてしまう事が多くて心配になります。一歩間違えるとストーカーみたいな感じだけど、純愛といえばそうなんだろうなぁ。結構笑えてしまいました。唐突でシュールなところもあるけど、楽しい映画でした。

★★★★☆  4+

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