クルエラ2021/06/21


クルエラ

「クルエラ」 イクスピアリ
1970年代ロンドン。孤児となったエステラ(後にエマ・ストーン)は、仲間と共に成長。デザイナーを目指して、制作に打ち込む。やっと認められて、カリスマデザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)の事務所で働き始める。しかし、この出会いが、エステラの運命を大きく変えていく。なぜエステラは、狂気に満ちたクルエラになったのか、その秘密とは。
ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」に登場した悪役クルエラの誕生秘話。
ディズニーの悪役の誕生秘話と言うと「マレフィセント」がありましたが、「クルエラ」はアバンギャルドな雰囲気。パンクムーブメントが吹き荒れる時代。バロネスの気取った服よりも、エステラの新しく斬新なデザインがカッコいいのです。バロネスは、人のデザインで、コレクションを発表しているし、人間的にも、問題ありという役どころ。わがままで自己チューに、振り回されているあたりは、「プラダを着た悪魔」を彷彿させます。でも、バロネスは、非道な人で、真実が明らかになっていくと、エステラは、立ち向かっていきます。面白かったです。マーク・ストロングの執事っぷりも、良かったです。たくさん出てくるワンちゃんも名演技でした。エステラは、オシャレに髪を染めているのではなく、生まれつき黒と白に分かれているのね。話も、まとまっているから、これで終わりで良いような気がするけど、続編ができる事が決まっています。ロンドンのデパート・リバティは、裏側も素敵でした。

★★★★☆ 4