5月の花嫁学校2021/06/01



「5月の花嫁学校」 ヒューマントラストシネマ有楽町
1967年。フランスのアルザス地方。ポーレット(ジュリエット・ビノシュ)が校長を務めるに花嫁学校に、今年は18人の少女たちが入学してきた。経営者である夫の突然の死をきっかけに、学校が破産寸前であることを知る。ポートレットが、なんとか窮地から抜け出そうと奔走する。その頃、パリで5月革命が勃発する。抗議運動がフランス全土に広がってゆくのを目の当たりにしたポーレットや生徒たちは、これまでの自分たちの考えに疑問を抱き始める……。
いつまでたってもジュリエット・ビノシュは可愛らしいです。良妻賢母になるために、花嫁修業をする学校での話です。夫に従うのを良しとし、料理や掃除、育児などを学びます。この映画は女性解放運動の走りの頃で、それまで疑問もなく、男の人に尽くすのが当たり前だった世の中に、疑問を持ち始めます。ファッションもおしゃれで、当時の家財道具やインテリアが見られるのが良かったです。後半に向かって、感じが変わってきました。こういう映画だったの?と思いました。女性のパンツルックも、ほとんどいない時代だったようです。いろいろと時代は変わってきているのだなぁと感じました。それでも、男女は平等にはなっていないと思いますが、強い女性は増えました。

★★★★☆ 4-