センチメンタル・バリュー2026/02/24



「センチメンタル・バリュー」 TOHOシネマズ日本橋
ノルウェーのオスロで俳優として活躍するノーラ(レナーテ・レインスヴェ)と、家庭を持って夫と息子と穏やかに暮らす妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)。幼い頃に家を出て行った映画監督の父グスタフ(ステラン・スカルスガルト)が、やってきて、自身にとって15年ぶりの新作映画の主演をノーラに打診する。父親に対し、怒りと失望を抱えるノーラは拒絶し、ほどなくしてアメリカの人気女優レイチェル(エル・ファニング)が主演に決定する。映画の撮影場所がかつて自分たちが生活していた実家である事を知り、ノーラは複雑な感情を持つのだが……。
「わたしは最悪。」の監督で、主演も同じですが、役柄や表情の違いで全く別の人のように思えました。有名な映画監督である父は、妻と娘たちを捨てて、家を去ったという、ノーラには耐え難いトラウマがあるのだと思います。もちろん、父にもそれなりに理由があったと思いますが、ノーラはちょっと鬱状態になっている感じでした。平静を保っているけど、深く傷ついています。父に対し反発しているが、父は子どもたちにもちろん愛情があるのだろうし、親子、家族の話でした。癒しや再生の話だと感じました。大部分は暗めでしたが、良い話でした。みんなあまり詳しくは語らないけど、それぞれの複雑な感情が伝わってきました。配役も終わり方も私は好きです。

★★★★☆ 4+

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