Flow ― 2025/03/23

「Flow」 TOHOシネマズ六本木
世界が大洪水に呑まれていく。1匹の黒猫が流れてきたボートに乗りこんだ。一緒に乗り合わせ動物たちと共に、いろいろな出来事があり、時には危機に襲われるが、なんとか乗り越えて、漂流していく。
ラトビアのアニメーションで、ネコの鳴き声とかはあるけど、基本的には、セリフのない映画。ストーリーというより、アート鑑賞のようでした。セリフがないから、説明もないです。解釈は様々になると思います。私は人間がもう滅んでいるのではないかと思えました。人間がいた形跡はあるけど、誰も出てきません。水位がどんどん上がって行って、陸地が水で覆われていきます。黒猫の視線になって、迫り来る危険に対応していく気分です。他の動物と出会うけど、言葉は通じません。それでもなんとなく気持ちは通じていくように思いました。どうなるのかと、私は興味が尽きずに面白かったです。眠くなる人もいるかも。絵もとてもきれいでした。種類の違う動物が一つの船に乗り合わせて、私は小さなノアの方舟の様に思いました。大きな白い鳥は「火の鳥」を思わせます。
★★★★☆ 4
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