塞王の楯 下 ― 2025/03/29

「塞王の楯 下」 今村 翔吾 集英社文庫
太閤秀吉が病没した。押し寄せる大乱の気配。源斎は、最後の仕事だと言い残し、伏見城へ。代わって穴太衆・飛田屋の頭となった匡介は、京極高次から大津城の石垣の改修を任される。立ちはだかるは、彦九郎率いる国友衆と最新の鉄砲。関ヶ原前夜の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける。
石の聲を聴き、天才的な石垣を作る匡介は、想像を超える方法で、石垣を作り、鉄砲や他の攻撃に対応していきます。相手の出方を予想していきますが、それはお互い様です。ついには大筒を繰り出し、大きな被害が出ます。最強の楯と矛の行き着く結末はと、ハラハラしました。終わり方も、良かったです。まるで映画の様でした。
大津城の京極高次は、「のぼうの城」の成田長親に、ちょっと似ているなぁと思いました。
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