おろしハンバーグ2022/05/27



ニッケコルトンプラザの“ビッグウッド”で、食べたランチ。
おろしハンバーグ?和風ハンバーグだっけ、名前は忘れたけど、美味しかったです。

ワン・セカンド 永遠の24フレーム2022/05/27


ワン・セカンド 永遠の24フレーム

「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」 TOHOシネマズシャンテ
1969年、文化大革命下の中国。造反派に抵抗したことで強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻に愛想を尽かされ離婚となり、娘とも会えなくなっていた。数年後、「22号」という映画の本編前に流れるニュースフィルムに娘の姿が一瞬だけ映っているとの手紙を受け取った男は、娘の姿をひと目見たいという思いから強制労働所を脱走し、逃亡者となりながらフィルムを探し続ける。男は「22号」が上映される小さな村の映画館を目指すが、ある子どもが映画館に運ばれるフィルムの缶を盗みだすところを目撃する。フィルムを盗んだその子どもは、孤児の少女リウ(リウ・ハオツン)だった。
北京2022冬季オリンピック・パラリンピックで開閉会式の総監督を務めた巨匠チャン・イーモウ監督が、映画をめぐるさまざまな思いを描いた人間ドラマ。
映画が娯楽の中心だった時代、広い中国で、地方で時々しか公開しない映画を人々は楽しみにしています。それはもう熱烈に待っていることがわかります。みんなで集まって同じ映画を観ます。それも、すでに観たことある映画でもかまわないのです。そんな地方の村で、映画のフィルムを運ぶ途中、盗難もあるし、フィルムがバラバラになって、引きずってしまったものもあったのです。どうしても映画を観たい村人たち、映写技師の指導のもと、フィルムをできるだけ傷つけないように、洗って乾かし、巻き直す作業をすることになります。盗まれたフィルムを回収して、どうしても上映にこぎつけたい男、盗むのには事情のあった少女、話が絡みあっていきます。結構、容赦ない暴力をふるうので、良い話になりそうでならないのです。貧しい家の子どもは大変で、生きるのも必死です。主人公の男も、娘の映像を観たいというのもわかるのですが、リウや弟に優しくしてあげてほしいと思ってしまいます。中国にも広大な砂漠があるのは、知ってはいたけど、この映画では、たくさん出てきました。荒野や砂漠を歩くシーンが多いです。大きなうねりに埋もれていく中国の何かを皮肉っているのではないですよねぇ。チャン・イーモウはオリンピック開会式の演出をして、国民を代表する映画監督です。そのルーツは、こういう風に映画の上映を楽しみにしていた子どもたちだったのだとうなぁと思いました。

★★★★☆ 4-