草笛物語 ― 2025/12/02

「草笛物語」 葉室 麟 祥伝社文庫
羽根藩江戸屋敷に暮らす少年・赤座颯太は、両親が他界して帰国。伯父水上岳堂の親友で薬草園の番人の、檀野庄三郎に託される。国許では、藩の家督を巡り、世子鍋千代を推す中老と、御一門衆を推す一派が対立。やがて藩主となった鍋千代が国入りし、颯太は陰謀渦巻く城に出仕するが。
「蜩ノ記」の16年後を描く羽根藩シリーズ。
「蜩ノ記」は映画にもなっているので、知っている方も多いと思います。「蜩ノ記」を遺した戸田秋谷の死から16年、まるで弟子のようになった庄三郎は、秋谷の娘・薫と結婚して子どももいます。出世からは遠ざかっていますが、若い人たちに、教えることも多いです。颯太も教えを乞うています。秋谷の息子で薫の弟も、難しい立場です。藩の中の権力争いに巻き込まれたり、想いあっているのに、一緒になれない人たちがいました。皆が幸せに、穏やかに暮らせる未来があれば、まだ続きを知りたいです。このシリーズは全5巻ですが、3冊読みました。
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