きつねのはなし2025/01/07



「きつねのはなし」 森見 登美彦 新潮文庫
「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具屋の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで頼み事をされる。他、短編作品集だが、話に関わりがある。
森見登美彦の作品は読んだことがあったっけ。「有頂天家族」や「ペンギン・ハイウェイ」「恋文の技術」などを読んだっけ。アニメで原作になっているのも観たから、知ってはいるように思っています。この作品は京都を舞台に、謎に満ちた話でした。特に表題作の「きつねのはなし」に引き込まれました。でも謎は謎のまま、何が起こっているのかは、わからないままです。でもミステリアスな雰囲気が良かったです。でも、読み進むと疑問が増えてきて、すっきりしないところがあり、読むのに時間がかかってしまいました。

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