からすみバターパスタ ― 2025/10/10
万博の消印 他 ― 2025/10/11

蔦屋重三郎と版元列伝 ― 2025/10/11

「蔦屋重三郎と版元列伝」 太田記念美術館
江戸時代、浮世絵や職人たちを統括し、制作や販売を指揮したのが、版元でした。蔦屋重三郎は、ずば抜けた才覚で、喜多川歌麿や東洲斎写楽をプロデュースし、浮世絵の黄金時代を演出するなど、浮世絵史においても大きな役割を果たしました。蔦屋重三郎を中心に、江戸から明治にかけ、名品を手掛けた他の版元も取り上げています。鱗形屋、草双紙に存在感を鶴屋喜右衛門、美人画や風景画の優品を生んだ西村屋与八などなど、業績や戦略を紹介しています。
大河ドラマ「べらぼう」の世界ですね。北斎、広重、歌麿、写楽をはじめ、新しい版画表現の小林清親などもありました。
誕生日ランチ ― 2025/10/12
お葉の医心帖 わかれの冬牡丹・きずなの百合 ― 2025/10/13

「お葉の医心帖 わかれの冬牡丹」 有馬 美季子 角川文庫

「お葉の医心帖 きずなの百合」 有馬 美季子 角川文庫
シリーズ3、4。診療所の手伝いを始めて早1年ほど経ち、文字を覚えながら、日々学んだ事や思った事を医心帖に書き綴るお葉。失敗もありながら、成長していく。ある日、怪我をして運び込まれたお婆さん・お砂がやって来る。ひどい憎まれ口を言ってくるお砂に対しても、心をこめて手当てをするお葉。しかしお砂は段々と衰弱していく。
4巻では他の医者に見放された旗本の奥方がやってくる。重篤な病状はなかなか改善せず、医師の道庵も悩んでしまう。
道庵と近くのお繁さん、お葉は、まるで家族のように助け合って、仲が良くホッとするひとときを過ごしています。両親を亡くしているお葉にとっては大切な時間です。道庵の元弟子の源信も時々加わって、病気の原因を教えてくれたり、すご技で手術をする事もあります。源庵の過去の事や、考え方を知り、更に尊敬していきます。
かなり薬の話が詳しく出てきますが、難しいです。この時代は主に植物由来の物がほとんどで、漢方なのでしょう。かなり作者は勉強しているところ思います。鍼やお灸も使って治療していきます。お葉も教えてもらっているところでした。まだ患者さんに施術するのは怖い様ですが、習得していくのでしょう。面白くてグングン読み進みます。まだ話は続いています。
ひゃくえむ ― 2025/10/14

「ひゃくえむ」 TOHOシネマズ日比谷
生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。トガシは小宮に速く走る方法を教え、次第に2人はライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、勝ち続けなければならない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーとなった小宮が現る……。
中心となるのはトガシだけど、100m走に挑む様々な人物が登場し、ドラマがありました。トップに立つ者の苦悩やプレッシャー、やめようとしても、やはり走ることが好きな事を思い出したり、青春だけでなく、長くに渡った話でした。
特に絵のタッチが良かったです。近頃は写真の様な写実的なアニメも多いですが、この作品は手描きの感じを生かしていて、スピードを表現しています。大雨のシーンがすごかったです。確かに足が速い人ほは、クラスの人気者になっていたなぁと思いました。
松坂桃李さんや染谷将太さんが声優をつとめていて、違和感はなく自然でした。
★★★★☆ 4
高橋松亭×川瀬巴水〜日本の技と美〜 ― 2025/10/15

「高橋松亭×川瀬巴水〜日本の技と美〜」 大田区立郷土博物館
江戸時代に生まれた浮世絵は伝統美術として海外からも注目を集め、ゴッホをはじめ多くの芸術家に影響を与えました。浮世絵の技術は大正時代に版元の渡邊庄三郎が興した「新版画運動」に継承されていきます。渡邊は明治40年頃からオリジナルの新作版画に着手します。その制作を最初に依頼された絵師が高橋松亭だったそうです。大田区に住んでいたことがある高橋松亭と川瀬巴水の作品をたくさん紹介していました。
新版画が好きです。当時の風景は江戸時代よりも身近に感じます。ノスタルジックな雰囲気がとても良いのです。古き良き日本の風景です。入場無料なのに充実した内容です。
高橋松亭は、数枚は見た事がありましたが、今回の展示で大量に鑑賞できました。川瀬巴水は前から好きでしたが、高橋松亭も好きになりました。
天せいろ ― 2025/10/16

大田区立郷土博物館に行った時に食べたランチ“蕎麦香房はた野”にて。西馬込駅の近くです。天せいろを食べました。天ぷらがサクッとして、そばはつるつる。関東風の濃いめの汁で美味しかったです。
ブラックドッグ ― 2025/10/17

「ブラックドッグ」 シネマカリテ
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ラン(エディ・ポン)は、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻ってくる。実家に人はいなくて、被害者の親族からは執拗につきまとわれる。
区間整理で人の流出が止まらず、廃墟のようになった街では、捨てられた犬たちが野生化して、群れとなっていた。捕獲隊に入るように言われるが、賞金首がかかった1匹で行動する黒い犬と出会う。追われても決して捕まられす、黒い犬とランはいつしか、奇妙な友情が芽生える。
寂れた街、そこで生きていこうとする人たち。野良犬同士の絆は、やがて窮地に追い込まれていく。
ランは、はじめはほとんど話さないので、とても静かな映画でした。黒い犬はかっこいい。ガリガリな犬(犬種的に痩せているのだと思う)、ランを見つめたり、助けたり、とても頭が良い犬でした。
この作品はカンヌ映画祭のある視点部門グランプリです。優秀な犬に贈られるパルムドッグ賞も受賞しています。納得です。
黒い犬以外にもたくさんの犬が出てきました。犬以外の動物もいます。言葉は通じなくても、はぐれ者同士、魂が共鳴し合うようです。荒涼とした風景も美しく、チャイナ・ノワールかもしれないけど、そんなに残酷なシーンがあるわけではありません。犬や蛇が苦手な人はどうかなと思うけど、私はとても気に入りました。
★★★★☆ 4+



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