ブラックドッグ2025/10/17



「ブラックドッグ」 シネマカリテ
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ラン(エディ・ポン)は、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻ってくる。実家に人はいなくて、被害者の親族からは執拗につきまとわれる。
区間整理で人の流出が止まらず、廃墟のようになった街では、捨てられた犬たちが野生化して、群れとなっていた。捕獲隊に入るように言われるが、賞金首がかかった1匹で行動する黒い犬と出会う。追われても決して捕まられす、黒い犬とランはいつしか、奇妙な友情が芽生える。
寂れた街、そこで生きていこうとする人たち。野良犬同士の絆は、やがて窮地に追い込まれていく。
ランは、はじめはほとんど話さないので、とても静かな映画でした。黒い犬はかっこいい。ガリガリな犬(犬種的に痩せているのだと思う)、ランを見つめたり、助けたり、とても頭が良い犬でした。
この作品はカンヌ映画祭のある視点部門グランプリです。優秀な犬に贈られるパルムドッグ賞も受賞しています。納得です。
黒い犬以外にもたくさんの犬が出てきました。犬以外の動物もいます。言葉は通じなくても、はぐれ者同士、魂が共鳴し合うようです。荒涼とした風景も美しく、チャイナ・ノワールかもしれないけど、そんなに残酷なシーンがあるわけではありません。犬や蛇が苦手な人はどうかなと思うけど、私はとても気に入りました。

★★★★☆ 4+

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