ぼくのお日さま ― 2024/09/16

「ぼくのお日さま」TOHOシネマズシャンテ
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手な吃音の少年タクヤ(越山敬達)は、フィギュアスケート練習中の少女さくら(中西希亜良)に心奪われる。自分でもホッケー靴のまま、フィギュアスケートの真似をして、何度も転んでいる。それを見ていたフィギュアコーチの荒川(池松壮亮)は、フィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうようになる。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始める事になる。タクヤはまだ拙かったが、何度も練習し、なんとか揃って北野だが……。
ひと冬の話で、多分北海道だと思いますが、とても美しい雪景色でした。映像美の連続です。柔らかい光に包まれたスケート場で滑る2人、室外の自然の中のスケートリンクに行くのも、良かったです。みんなが楽しそうで、一番盛り上がったところかな。ひたむきな少年と少女、それを見守るコーチ、楽しいだけではなく、喜びと苦味がありました。さくらは顔も美しいけど、スケートの動きがきれいでレベル高いです。タクヤと、その仲の良い友達も天使のようなピュアさ。池松壮亮と若葉竜也がまた光ります。奥山大史監督の前作「僕はイエス様が嫌い」も良かったけど、今作も気に入りました。
★★★★★ 5-
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