オーロラの涙 ― 2026/04/12

「オーロラの涙」 シネマリス
ポルトガルから移住したオーロラ(ジョアナ・サントス)は、スコットランドの郊外に広がる巨大な物流センターで「ピッカー」として働いている。スキャナーの指示に従い、棚から商品を取り出し続ける。勤務を終えると移民労働者たちが暮らすシェアハウスに戻る。単調な毎日。寄る辺のない日々が続いていく。ある日、不注意からスマホを壊してしまい、彼女の日常はゆるやかに、変わり始める。
いかにも現代、ネットショッピングで多くの人が商品を注文し、その裏側で働いている人たちの状況がわかります。オーロラは休憩時間や家に帰っても、ずーっとスマホを見ていました。いつも疲れているし、先行きも不安で、孤独を抱えています。そんな姿を丹念に描いていて、明るさがありません。でも、私は好きなタイプの映画でした。ほとんどのシーンで、こちらが眉間に皺が寄ってしまうのです。なんとか、オーロラが幸せになってくれないかなぁと思いながら。食べることにも困り始めていて、切なくなります。まだ若い女性が、なかなか良い仕事に恵まれず、恋人もいない。ここから抜け出したいともがいています。リアルな映画でした。
★★★★☆ 4
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