黒牢城 ― 2026/03/12

「黒牢城」 米澤 穂信 角川文庫
本能寺の変の4年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、場内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くように求めるが……。
歴史小説でミステリー。事件の裏には何があるのか、立て籠っている城は一つの小さな国のようなもので、多くの家臣たち、家来たち、一般の人々もいて、立て籠もりに巻き込まれています。自分たちでは選択できない立場のような気がします。命を預けているのです。はじめに若者の不審死、その後も事件が勃発します。密室のような城内で、敵が入りこんでいるのか、裏切り者か。疑心暗鬼になり、敵に攻め込まれる前に、崩壊してしまうかもしれません。そんな時に相談に行くのが、黒田官兵衛、味方ではないし、素直に教えてくれるわけではないが、話を聞いただけで、何やらわかってしまうのです。ちょっと「羊たちの沈黙」を思い起こさせました。
正直、登場人物が多くて、誰が誰だか特に家臣たちが難しかったです。映画化しているので、映像で見たら、わかりやすいのではないかなと思っています。出演者が豪華なので、楽しみにしています。
最近のコメント