来し方 行く末2025/05/09



「来し方 行く末」 シネスイッチ銀座
脚本家デビューが目指しながら、夢がかなわなかったウェン・シャン(フー・ゴー)は、不思議な同居人シャオイン(ウー・レイ)と暮らしながら、葬儀場での弔辞の代筆業で生計を立てている。丁寧な取材に基づいた弔辞は好評だが、本人はこのままで良いのかと、自問自答していた。同居していた父と交流が少なかった男性や、ともに起業した友人の突然死に戸惑う男性、余命宣告を受けた女性が、自分で弔辞を予約するなど、様々な依頼人と交流していく……。
中国映画、とってもゆったりとしていました。弔辞の内容は詳しくは紹介されないけど、もの静かな主人公が、悩みつつも、いろいろ考えます。依頼人の事や、自分の将来など。同居人がかわいい男の子だったけど、冒頭から違和感がありました。ちょっと退屈でもあるけど、何とも言えない雰囲気が良くて、癒し系の映画でした。亡くなった人と真摯に向かいあって、遺された人の事まで、配慮しているのでしょう。真面目に仕事をしていきます。あまりお涙頂戴にはしていないのです。

★★★★☆ 4-

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