侍タイムスリッパー2024/09/22



「侍タイムスリッパー」 TOHOシネマズ日比谷
幕末の京都、会津藩士の高坂新左衛門(山口馬木也)は、長州藩士を討つため、刀を交えた瞬間、落雷が!気がついたらら、現代の時代劇撮影所にいた。わけもわからないまま、先々で騒動をお越しながら、人情味ある人たちに助けられる。江戸幕府が140年前に滅んだ事を知り、愕然とする。やがて彼は磨き上げた剣の腕を頼りに、斬られ役として撮影に参加するようなる……。
初めは都内では1館で公開していた映画が、口コミで人気を博していき、拡大公開になったのは、「カメラを止めるな!」の様なムーブメント。期待して見に行ったが、期待に違わず面白かったです。周囲の人は本物の侍とは思わずに、普段からちょんまげを結って、熱心に役作りをしているエキストラの人と思っていたりして、そんなに大ごとにならずに、受け入れられていました。記憶喪失の人と信じてる住職夫婦には、家に住まわせてもらって、大事に扱ってもらいます。カルチャーギャップに笑いが漏れるし、武士の矜持に苦しむ事もあります。近頃は廃れつつある時代劇にも、スポットが当てていて、話もよくできていました。侍が現代にタイムスリップして、斬られ役になるだけではない、展開でした。主人公の会津なまりの武士らしい言葉遣いが良かったです。

★★★★☆ 4+

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