関心領域2024/06/25



「関心領域」 TOHOシネマズ日本橋
1945年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)は、妻(サンドラ・ヒュラー)と5人の子ども達と、幸せに暮らしていた。ピクニックに行ったり、庭のプールで遊んだり、裕福な家庭の穏やかな生活。でもそこはアウシュビッツの隣り、建物からは煙が上がっていて、時おり叫び声も聞こえる。常に不穏な気配を感じる。恐ろしい話だった。多分、実話、モデルとなった人がいるから。幼い子ども達は、しょうがないけど、大人は状況はわかっているはず、自分だったら、どうなんだろうかと、突きつけられる。
奥さん役は「落下の解剖学」の人でしたが、他の人は知らない人ばかりでした。アウシュビッツの映画はいろいろあるけど、変わったアプローチで見せてくれた。この状況には驚いた。ずっと眉間にシワを寄せて観てしまったけど、観る事ができて良かった。音楽も怖かった。
アカデミー賞外国語映画賞や、カンヌ国際映画祭グランプリなど、たくさんの賞を受賞。

★★★★☆ 4