エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス2023/03/20


エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 TOHOシネマズ日比谷
経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫(キー・ホイ・クァン)に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン(ミシェル・ヨー)。いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。
めまぐるしく変わっていく映像でカオスな世界でした。SFだけど、家族愛に満ちた話になっていて、さらにカンフー映画にもなっています。面白いけど、無理矢理な感じは否めないです。私が感じたのは、近頃の若い人はテレビのチャンネルをどんどん変えて、一度に多くを見ようとしたりしますよね。ファスト映画のように要約した映画を見たり、じっくり見ると飽きてしまうのではないかと。そんな人達に飽きさせないように、どんどん展開して、見どころが詰まっているのではないかと思います。
ミシェル・ヨーのアクションが好きなので、アカデミー主演女優賞を取って嬉しかったです。アカデミー賞作品賞や助演男優賞など、たくさん受賞して、良かったですが、実際に映画を観てみたら、娯楽作品と言う感じが強く、これまでのアカデミー賞受賞作とは違う気がしました。
久しぶりに観たディアドラ役のジェイミー・リー・カーティスは、私はあまり最近の作品を観ていなかったので、久しぶりでした。こちらもアカデミー助演女優賞。子役から20年ぶりに俳優復帰したキー・ホイ・クァンもカンフーアクション良かったですし、アカデミー助演男優賞、みんなおめでたいです。

★★★★☆ 4