人物でみる日本の鉄道開業2022/12/15



「人物でみる日本の鉄道開業」 港区郷土歴史館
今年は、日本の鉄道開業から150年の節目に当たる年です。明治5(1872)年9月12 日(新暦10月14日)に、日本で最初の鉄道として、新橋~横浜間約29kmが正式開業しました。こののち、鉄道は急速に全国へと広がっていきます。また、近年港区内の高輪ゲートウェイ駅付近で発掘された高輪築堤跡は、この日本初の鉄道路線の一部です。発掘された高輪築堤跡の一部は、同じく港区内の旧新橋停車場跡に追加する形で、国史跡に指定されています。この日本初の鉄道開業には、大隈重信などの政治家や、エドモンド・モレルなどの技術者、福澤諭吉ら知識人など多くの人びとの尽力がありました。
本展では日本の鉄道開業を、歴史資料や出土遺物、浮世絵などの資料と、鉄道開業に関わった人びとをとおして紹介します。
建物が素敵だと聞いていたのですが、展示も良かったです。
ちょうど最近見た、楊洲周延、井上安治、歌川広重、歌川芳虎などの浮世絵も見ることができました。
建物は東京大学建築学科教授の内田祥三(よしかず)により設計され、昭和13(1938)年に建設された旧公衆衛生院です。構造は鉄骨・鉄筋コンクリート造、ゴシック調の外観で、隣に建つ東京大学医科学研究所と対になっているそうです。モダンでカッコイイのです。少し昔のシーンなど、映画の撮影にピッタリです。


手前には水が流れている、水場になっています。ノスタルジックなレトロな建築物です。
常設展では港区の歴史に関わるものが展示されているので、見に行けば、建物も楽しめます。