秘密の森の、その向こう2022/09/28


秘密の森の、その向こう

「秘密の森の、その向こう」 ヒューマントラストシネマ有楽町
祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前の8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。
本作が映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じています。そっくりで双子なのかと思います。
「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。
自分と同じ8歳だった頃のママと出会うという話。そこは、あとでそうだったのかとわかるようにしても良いような気がするけど、観ている方は、顔が似すぎているから、すぐに想像がつきます。原題も“Petite maman”だからわかります。
この2人の少女が実に可愛らしいです。美人になりそうです。幼さと大人っぽさを合わせ持っています。
美しい自然の森の中で、赤と青のコントラストの服装が映えます。
説明は少なくて、静かな映画なので、ちょっと眠気もさそうけど、不思議なファンタジーの世界で良かったです。
スタジオジブリのアニメ「思い出のマーニー」にちょっと似ている気がしました。

★★★★☆ 4

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