みんなのヴァカンス2022/08/31



「みんなのヴァカンス」 ユーロスペース
夏の夜のセーヌ川のほとり。不器用な青年フェリックス(エリック・ナンチュアング)はアルマ(アスマ・メサウデンヌ)に恋をし、夢のような時間を過ごす。しかし翌朝、アルマは家族とヴァカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは優しい親友シェリフ(サリフ・シセ)や相乗りアプリで知り合った生真面目な青年エドゥアール(エドゥアール・シュルピス)とともに、アルマを追って南フランスの田舎町を目指すが……。
「女っ気なし」「やさしい人」などのギョーム・ブラック監督が、南フランスの風光明媚な景色の中で夏のヴァカンスを謳歌する若者たちの姿をつづった青春映画。2017年製作の「7月の物語」に続いてブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した作品で、俳優には長編映画初出演の学生たちを起用しているそうです。だから知らない俳優ばかりだけど、味があります。女性はきれいでした。
若者たちの、ある夏のヴァカンス。途中シェリフがかわいい赤ちゃん連れの女性と親しくなって、赤ちゃんの面倒をみてあげたりするのですが、赤ちゃんがとても可愛かったです。シェリフが「おおかみこどもの雨と雪」のTシャツを着ていたので、そっちに釘付けになってしまいました。フランスで日本のアニメは人気あるらしいですからね。
若者たちの恋愛模様、相乗りさせてもらったエドゥアールは、車の故障でキャンプ場に一緒に泊まるハメになって、はじめは仲が悪そうだったけど、なんとなく良い感じになっていました。
ドラマティックな展開はないけど、ほっこりしました。エリック・ロメール監督の作品を思い起こします。

★★★★☆ 4

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