エルヴィス2022/07/15


エルヴィス

「エルヴィス」 TOHOシネマズ日本橋
ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)。腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルヴィスの姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていった。しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。やがて故郷メンフィスでライブを行うことになったエルヴィスだったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカー(トム・ハンクス)は、逮捕を恐れてエルヴィスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。それでも自分の心に素直に従ったエルヴィスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるが……。
エルヴィス・プレスリーはレジェンドという意味で知っているけど、大人気の時はわかりません。でも、主役のオースティン・バトラーは、本物よりもカッコイイですね。
バズ・ラーマン監督は「ムーランルージュ」好きなので、観に行きました。ゴージャスなロゴが印象に残り、知っている歌も多く、ファッションも良かったです。しかし、159分というのはちょっと長いような気がしました。
アメリカで大スターになると、薬物に毒されてしまうイメージがあって、みんな同じような進み方をするように感じてしまいます。面白かったけど、ちょっとウトウトしてしまったところもあります。
トム・ハンクスには珍しく、憎まれる役でした。マネージャーはひどい人だという噂とは別に、真実はこうだったという話を期待していたのですが……。

★★★★☆ 4