東京近江寮食堂2022/07/06


東京近江寮食堂

「東京近江寮食堂」 渡辺 淳子・著 光文社文庫
定年退職を間近に控えた妙子は、10年前に消えた夫の行方を探すため東京にやってきた。慣れない土地でのひょんなトラブルから、谷中にある宿泊施設、近江寮にたどりつく。個性的な管理人や常連客の貧しい食生活を見かねた妙子は彼らの食事を作り始めるが、その料理はやがて人々を動かし、運命を変えていく。そして彼女自身も……
ある程度は、期待通りに話が進むと面白いのですが、どうなるのかわからないまま進みました。最終的に希望通りだったけど、失踪した夫の気持ちなどは、あまり理解できませんでした。
近江寮に集う面々は個性的で、映像が目に浮かんできそうです。テレビドラマにしたら良いと思います。お料理の表現もとても美味しそうだったので、おそらく作者は料理好きなのでしょう。映像で見れたら、もっと楽しいですね。
表紙のおにぎりのイラストも美味しそうです。話に出てきたおにぎりにも特徴があって、作ってみたくなりました。