風草の道 橋廻り同心・平七郎控112022/05/24



「風草の道 橋廻り同心・平七郎控11」 藤原 緋紗子・著 祥伝社文庫
久里浜沖で流人船が難破した。助かったのは、流人の鹿之助ひとり。しかし3日後、彼は姿をくらます。北町奉行の榊原は鹿之助が親友の倅でないかと危惧し、立花平七郎に極秘の探索を依頼する。探索の中で、徐々に明らかになる鹿之助の閉ざされた過去。養子としての葛藤、凄絶な恋、そして流人になった理由、数奇な運命に翻弄されたいた……。
シリーズ第11弾。今回は2つの話だったので、じっくり長めの話でした。気持ちを確かめ合った平七郎たち、それを知らない捕物を手伝っている辰吉が、平七郎にそっけない態度を取るのがおかしかったです。しかし、恋愛はあまり進展はなかったですが、事件は無事に解決しました。でも、2つの話とも、もっと早く対処する方法があったら良かったのにと思いました。全てがハッピーとはいかないものです。

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